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買い物に行ったスーパーで、店内BGMとして、Winkの「咲き誇れ愛しさよ」のピアノアレンジが流れていた。

この時代に「咲き誇れ愛しさよ」を流すスーパーがあるんだというのと、そもそもピアノアレンジが存在するんだというのとで、二重に驚いた。

でも、注意して聴いていたら、とてもよく似ているけど別の曲だった。とてもよく似ていた。

暖房の「房」って「部屋」みたいなことだと思うけど、そういう意味合いで、ストーブやエアコンのような部屋全体を暖めるアイテムを使わずに冬を過ごしている。今冬に限った話ではなく、自ら望んで何年もこのようにしているので、ある程度は慣れたものだ。

しかし、ここ数日の寒さは、体感の上でかなり厳しい。もう一段階、何らかの防寒アイディアを重ねる必要を感じる。ちなみに、重ね着はもう限度いっぱいまで進んでいる。外に出掛ける時に比べて、歩行による身体の暖まりを見込めないぶん、むしろ多く厚く着込んでいるくらいだ。シチュエーションによっては、手袋も着けている。

単純に「布団に籠もる時間を増やす」とかでも良かったけれども、以前から緊急時の備えとして用意してあるサバイバルシートの存在を思い出した。もはやこの寒さは「緊急」だろうということで、そのサバイバルシートを日常的に使い始めた。具体的には、寝具として、掛け布団の下に入れ込んだ。

雨のとき、特に梅雨の時期あたりにレインコートやカッパを着て出掛けて、めちゃくちゃ暑い経験をした人は多いだろう。サバイバルシートは、あれと同じ原理だ。そんなに分厚いシートではないけど、通気性が無く、熱を閉じ込める。

原理上、劇的な暖かさにはならないけど、寒さを凌ぐのにはとても良い。なんというか、「助かる」って感じ。僕の基本的な寝具セットでは、とても寒い日には厚着+布団でも、寝ている間に身体が冷えて腹を下してしまうようなことがたまにあるが、サバイバルシートを加えれば、それが起こらなさそうに感じる。

日常的な用途としても、もしも時の備えとしても、ひとつは持っておくのをおすすめする。また、備えにする場合でも、使ってみて問題が無いか確かめておくことは大事だと思う。ものによっては、(最初は)においが強かったりすることがあるからだ。僕がいま持っているやつは、こすり合わされたときの音が結構ガサガサうるさいことが分かった。この問題は、掛け布団と一緒に使うことによって低減できている。