自己紹介を書いておこうと思うけど、自己紹介、かなり苦手だ。それを行うべき場面や機会が訪れるたびにいつも悩む。自身についてはっきり分かる事柄が「自己紹介が苦手」ってことくらいしか無い。
たとえば音楽を作ったりすることはあるけど、日常的に作ってるわけではないし、散歩や旅行をして写真を撮ることはあるけど、いつでもカメラを持ち歩くわけじゃない。そもそも出掛けるのが面倒で自宅に引きこもるような日も多い。
なるべく静かで、暗くて、人が少ない場所にいる時、心地よさを感じる。でも無限にそういう場所に留まりたいかと言えば、それもまた違う。外をぶらぶら歩くのも好きだし、誰かと話したりして得られる知識や感情やその他諸々もまた、大事だと思う。
どんなものに対しても全体重を預けるのは控えたほうがよい、という感じの観念が自分のなかの基底にある。ここから派生して「嫌になったらいつでも帰れる状態を保ちたい」とか「どこかの時点で考えを固定させず適宜修正を図りたい」みたいなスタンスが生じている。
そんな感じだから、仕事も正社員登用の誘いとかを貰うたびに断ったりしてきて、定職と呼べるようなものには就いていない。就かないようにしてる。一応、領域としては印刷や出版に関する仕事をやってきた経験が多い。
昔から現在までスタンス自体にはある程度の一貫性が見られると思う。と同時に、このスタンスがゆえに、座標はさっぱり安定していないように見えることだろう。
ある時、すんごい疲れてて頭が回らない日、以前からの交流があったけど初めて一緒に食事をした人に「将来にやりたいことや目標ってあるか」を聞かれて、僕は「砂とか土とかになりたい」って答えた。
その日はすんごい疲れてたから本来説明すべき過程を全部すっとばして結論だけを答えてしまった(にも関わらず真面目に聞いてくれたその人、ありがとう)。でも本当にこれは冗談じゃなくて、紛うことなき僕の本心だ。そしてこの将来の夢は、長期的には達成されることがほとんど約束されている。よかったですね。
至上目標の達成が確定的だから、あとは小さい目標をちょっとずつクリアしていくことに時間や気力を使うつもりでいる。そういう風に色々と試しながら歪な生長ができたら面白いし、あとから振り返ったときに楽しい道のりだったと感じられると思う。できなくても砂や土にはなれるから、適当にやる。